【Lumion 11.0 リリースノートのリンク】
Lumion 11.0:リリースノート① 「新機能のハイライト」
Lumion 11.0:リリースノート③ 「変更点と解決されたエラー」

2. その他の新機能と改善点

編集モード

2.1:ネイチャーカテゴリオブジェクト

Lumion 11では、ファインディーテールネイチャーオブジェクトと同じように、X、Z軸を中心に回転するオプションが追加されました。


2.2:集団配置

  • 集団配置:ランドスケープに「基点を合わせるオプション」がデフォルトで有効になりました。 

2.3:OpenStreetMap

  • 建物:湾曲したドームが最適化されました。 
  • ハイトマップ:海面や地面に対する他のオブジェクトの影響を減らすために、より高品質のハイトマップがESRIから提供されています。

2.4:ライト

オムニライトには、「夜間帯のみ点灯」オプションも含まれるようになりました。

夜間アクティベーションの開始時間は、以前のバージョンと比較してわずかに高い太陽の位置から開始するように少し調整されています。 2.5°ではなく3.5°の角度で開始するようになりました。


 

2.5:サイズをランダムにする

ランダム化サイズの値として、0%から50%のカスタム値を設定できるようになりました。


 

2.6:レイヤー

非表示のレイヤーをクリックすると、レイヤーが再表示されると同時に選択したレイヤーになります。

(非表示にされていなかったレイヤーと同じように選択されます。)

[非表示/再表示]するだけではなくレイヤー名をクリックしたときに機能することに注意してください。

 

ムービーカメラパノラマモード

2.7:サムネイル画像の変換画面の削除(カメラモード)

カメラモード外で CTRL + 1 2 3 ... 0 キーを使用してカメラを作成したときに、カメラモードに入ると「サムネイル画像の変換」画面が表示されなくなりました。

 

2.8:編集モードでカメラを保存する際の視覚的なフィードバック (編集モード、カメラモード)

視覚的なフィードバックとして、CTRL+ 1 2 3...0キーを使用してカメラでスナップショットを撮ることができるすべての画面で、画面のフラッシュが一貫して表示されるようになりました。これは、編集モード、カメラモード、ムービーモード、パノラマモード、シアタービューおよびエフェクト内のすべての編集モードに適用されます。

 

2.9:カメラキーフレームスロットをドラッグアンドドロップ(ムービーモード) 

ムービーのスロットの場合と同じように、クリップの編集でもドラッグアンドドロップしてカメラのキーフレームスロットを再配置できるようになりました。


 

2.10:カメラを真上に設定(編集モード、カメラモード、クリップエディター、パノラマモード)

カメラは90度の垂直角度まで完全に上下を見ることができます。 以前のバージョンでは、これは85度に制限されていました。

 

2.11:ニアクリッピングの改善

ニアクリッピングが改善されました。ランドスケープの高さが0m/feetを超えている場合のみ考慮されます。

 

マテリアルエディター

2.12:テクスチャー

BC7圧縮で内部的に自動的に.DDSフォーマットに変換され、パフォーマンスが向上し、グラフィックスカードのメモリ使用率が向上しました。

自動変換は以下の場合に行われます

  • マテリアルとエフェクトのカスタムテクスチャのインポート
  • テクスチャが埋め込まれたモデルのインポート
  • .LSプロジェクトファイルの読み込み インポートしたモデルに埋め込まれているテクスチャのみが変換

また、次の条件が満たされている場合:

  • テクスチャが.TGAまたは.DDSファイルではない
  • テクスチャの幅と高さが256~16,384ピクセルである
  • テクスチャの幅と高さが4で割れる、例えば600 x 880ピクセル

 

2.13:スタンダードマテリアル

  • グロススライダーの最大光沢値と最小光沢値の間の範囲が広くなりました。 これは主にスライダー範囲の下限に影響します。

 

2.14:マテリアルライブラリ

  • 動画テクスチャの50MBのファイルサイズ制限が削除されました。
  • 面を選択する際のマテリアル ライブラリの開き方が、Lumion 10.5多くの面を持つインポートモデルと時と比べ格段に速くなりました。
  • 3D芝生マテリアルと毛皮マテリアル:これらのマテリアルに使用される面のテッセレーションが最適化されています。面にもよりますが、旧バージョンのLumionと比較して、何千もの3Dポイントを節約できる可能性があります。

 

2.15:PureGlassマテリアル

雨筋の強さ:降水エフェクトがカメラ、クリップ、またはパノラマビューポイントに適用されると、このプロパティによりガラスの表面で次のことが可能になります。

  • 常に雨滴を受け取る
  • 他のジオメトリで遮られていない部分のみ雨を受け取る。
  • 雨滴を受け取らない。

リリースノート①の1.3:雨筋も参照してください。


 

インポートとエクスポート

2.16:複雑な新規インポートモデルの選択解除

100万を超える3Dポイントを含むインポートモデルをインポートして配置すると、配置モードでモデルが自動的に選択されなくなります。

 

読み込みと保存

2.17:カメラ、クリップ、パノラマの結合

カメラ、クリップ、パノラマを現在のプロジェクトに追加したり、現在のプロジェクト内のものを置き換えることができるようになりました。インターフェースも更新され、カメラ、クリップ、またはパノラマを個別にマージできるようになりました。

 

エフェクト

2.18:エフェクトの自動ナンバリング

  • バリエーションコントロールやライトカラーのアニメーションなどの一部のエフェクトは、エフェクトスタックで複数回適用できます。 識別を容易にするために、エフェクトのすべてのインスタンスに同じ名前を付けるのではなく、エフェクトに番号を付けます。

 

2.19:反射効果

水マテリアル、海面、水面が平面反射に反映されるようになりました。


 

新しいサンプルプロジェクトとテンプレート 

2.20:サンプルプロジェクト

Lumion 11には、6つの新しいサンプルプロジェクトが含まれ、3つの既存のサンプルプロジェクトが大幅に改訂されました。


下記について学ぶことができます:

  • Museum development
    • 冬の設定や人のアニメーションのある生活。
  • Valley winery
    • フェージングアニメーションと、さわやかな秋の作成、スタイルの使用。
  • Downtown development 
    • 都市のシーン、人や車のアニメーション、夜の照明
  • Beach house
    • オーシャンフロントの設定、インテリアやエクステリアの照明、美しい夕日の作り方
  • Glass House
    • 屋外の眺望、ボリュームのある炎、照明など
  • Villa in Casale
    • 住宅環境、プールサイドビュー、およびLumionライブラリの使用
  • Villa Cabrera
    • スケッチエフェクト、正投影ビュー、晴れた日の作成
  • Residential home
    • フォトマッチングと車や人のアニメーション
  • Farnsworth house
    • ウェザーエフェクト、雨筋、正投影、スケッチアウトライン

 

2.21:テンプレート

ビーチ、砂漠、冬の3つの新しいテンプレートが追加されました。

白いテンプレートには、白い空と事前設定された写真が含まれています。


 

その他

2.22:スライダー  

  • スライダーの値をクリップボードにコピーしたり、クリップボードから貼り付けたりできるようになりました。(CTRL +CおよびCTRL + V)。
  • 元に戻す/やり直し(CTRL +ZおよびCTRL + Y)はスライダーの編集以外の操作を行うと、元に戻すがリセットされます。
  • スライダーの横に専用の入力値ボタンが追加されました。以下のセクションも参照してください。
    新機能のハイライト > 1.18.2 カスタム値の入力
  • スナップが実装されました。。以下のセクションも参照してください。
    新機能のハイライト > 1.18.3 スライダーをスナップして値を設定

 

2.23:インターフェース

オブジェクトプロパティウィンドウでモデル名の上にマウスカーソルを置くと、モデルファイルのパスが表示されるようになりました。


 

2.24:パフォーマンスの向上 


一部のユーザーは、MicrosoftがWindows 10, 2004アップデート(2020年5月アップデートとも言われていす)で導入した「ハードウェアアクセラレーションによるGPUスケジューリング」の恩恵を受けることができるかもしれません。

この機能を有効にすると、Lumion 11とそれ以降のバージョンでは、レンダリング時間を最大20%短縮することができます。

複雑なプロジェクトで、この機能を最大限に活用することができます。

この機能の恩恵を受ける方法については、以下の記事の第5章で、お使いのシステムが要件を満たしているかどうかを確認してください

 

2.25:ベンチマーク

Lumionベンチマークは、システムの新しい最小および推奨レベルのパフォーマンスを反映するように改訂されました。


 

2.26:ダウンロードマネージャー

ダウンロードマネージャーは新しいインターフェースを持ち、より大きなファイルをダウンロードするようになりました。これは、ウイルス対策ソフトがファイルの一部をブロックする問題を回避するのに役立つはずです。ダウンロード速度もほとんどの場合で改善されました。