Lumion 11.3:リリースノート② 「変更点と解決されたエラー」
【Lumion 11.3 リリースノートのリンク】
Lumion 11.0:リリースノート① 「新機能のハイライト」「その他の新機能と改善点」
3. 変更点と解決されたエラー
3.1:編集モード
- ランドスケープカッター:これらのオブジェクトを含む複数のプロジェクトを同じLumionセッションで開いた場合、黒くなることがなくなりました。
- ネイチャーオブジェクト:2000個以上のオブジェクトが選択されている場合、[ 移動 ]、[ 回転 ]、[ スケール]ツールが使用できなくなり、グレー表示します。
- [ オブジェクトプロパティ ]ウィンドウのグループアイコンを修正しました。
ライト:
- ライトのカラーピッカーの更新:すべてのライトタイプ(スポットライト、オムニライト、エリアライト、ラインライト)のライトカラーとして使用できる色のみを選択できるようになりました。
- スポットライト:影の品質を「ミディアム」または「高」に設定したときのパフォーマンスが向上しました。注意:これは、プロジェクトがCPUボトルネックになっている場合に、再描画(FPS)の改善としてのみ顕著に現れ、グラフィックカードのワークロードは変化しません。
- オムニライト:オムニライトとの組み合わせで、植物に透明度を追加しました。ライトの方を見たときにのみ表示されます。
- スポットライト:円錐角の単位が度になりました。
レイヤー:
- [ レイヤーの追加 ]ボタンが他のレイヤータブと重ならないようになりました。
- レイヤ名が長すぎる場合に、レイヤータブが結合してレイヤ名が読めなくなることがなくなりました。
その他:
- 欠落しているモデルファイル:インポートされたモデルがプロジェクトにロードできないとき、赤いクエスチョンマークのオブジェクトが表示される場合について、以下の変更と修正を行いました。
- [ オブジェクトのプロパティ ]ウィンドウにファイルタイプアイコンを表示しません。
- 不足しているモデルのプレースホルダーは、元の位置、方向、およびスケールを保持します。
- オブジェクトがロックされ、移動、回転、スケール、コピーができなくなりました。
- 他のレイヤーへの移動は可能です。
- 詳細については、ナレッジベースの記事へのリンクを参照してください。
- グループ化できません。
- このオブジェクトにはライブラリカテゴリがないため、[ ライブラリで表示 ]機能を使用することはできません。
- オブジェクトアイコン(ノード)にマウスを合わせると、不足しているモデルのファイル名が表示されます。
- 不足しているモデルファイルを含むプロジェクトを保存すると、データは永久に失われます。(ただし、元のファイルがある場合は再インポートできます)
- 不足しているオブジェクトの数は、Lumion Performance Monitorに表示されます。
- ネイチャーオブジェクト:[ ランドスケープに沿って合わせる ]のホットキー[ F ]をネイチャーカテゴリの樹木や植物にも適用できるようになりました。
- ネイチャーオブジェクト:特定の状況下でモデルに両面がある場合、シャドーエフェクトで[シャープ]または[ウルトラシャープ]に設定すると、木や植物の影が正しくなるようになりました。
- 非表示のオブジェクト:特定の状況下で、[ インポート済みモデル ]から特定のモデルを配置後、プロジェクト内の他のオブジェクトが非表示にならなくなりました。
- 選択範囲の置き換え:「全てのカテゴリ」で複数選択した場合、[ 置き換える ]でカテゴリがデフォルトの「ネイチャーカテゴリ」ではなく、最初に選択したオブジェクトのカテゴリーになります。
- クリッププレーン: ネイチャーカテゴリの樹木と植物が期待どおりにクリップされるようになりました。
- フラッグオブジェクト:カスタムの旗のテクスチャは、配置モードに切り替えなくても正常に表示されるようになりました。
- メジャーオブジェクト:1つのメジャーオブジェクトのノードは、すべて常に同じレイヤーに配置または移動されます。
- メジャーオブジェクト:地面からの垂直方向の高さのガイドラインが、インポート モデルのジオメトリと垂直方向に重なっていても、消えなくなりました。
- オブジェクトをノードに配置:常にデフォルトとしてネイチャーカテゴリを開くようになりました。
- オブジェクトギズモ: スポットライト、オムニライト、エリアライト、クリッピングプレーン、リフレクションコントロールオブジェクトは、スケールを変更する必要がないため、スケールしなくなりました。
OpenStreetMap:
- OpenStreetMap:無効にすると、LumionプロジェクトファイルにOpenStreetMapデータが保存されなくなります。
- OpenStreetMap:Lumion 10で保存したOpenStreetMapをLumion 11で開いた場合、レイヤーが再び動作します。
- OpenStreetMap:衛星画像が少しだけシャープになりました。2x2km範囲外の衛星画像は、低解像度のテクスチャが使用されているため、2x2km範囲内の衛星画像よりもぼやけています。
- OpenStreetMap:衛星画像にsRGBが適用され、色とコントラストが向上しています。
3.2:カメラ、ムービー、パノラマモード:
カメラ、ムービー、パノラマモード:
- カメラのアイレベルウィジェットが表示されるプレビューウィンドウのパフォーマンスが向上しました。この改善は、インポートされたモデルサーフェスが多数存在するシーンで顕著に表れます。
- Q、W、E、A、S、D、U、Oキーを使ってフォト、クリップ、パノラマのタイトルを入力しても、カメラが移動しなくなりました。
- エフェクトやスタイルを変更したときに、サムネイルが更新されない問題を修正しました。
- タイトル内の単語が Lumion翻訳ファイル内の単語であった場合でも、翻訳されなくなりました。
カメラモード:
- 写真セット:写真セットを切り替えると、インターフェースが更新され、最後に選択した写真のスタイル名が表示されるようになりました。
ムービーモード:
- ムービーモード:フレーム数が総フレーム数を超えないようになりました。
3.3:エフェクトとスタイル
- 集団配置:パスコーナーの滑らかさはデフォルトで100%に設定されるようになりました。
- 集団配置:パスやパスノードが多数ある場合のパフォーマンスを改善しました。
- 集団配置:パスノードを配置するときに、トランスポート、キャラクター、ネイチャー、およびファインディテールネイチャーカテゴリのオブジェクトとのマウス衝突検出がなくなりました。
これにより、集団配置のパフォーマンスが向上します。
- 高度な移動:キーフレームが再生スライダーに正しく表示されるようになりました。
- イメージオーバーレイ:PNGの透明度が黒く表示されなくなりました。
- バリエーションコントロール:編集モードでモデルを選択・選択解除すると、間違ったオブジェクトノードが表示されることがあるという問題を修正しました。
- 正投影:Lumion (Normal)において、正投影図が期待通りに動作するようになりました。
- タイトル:トランスペアレントボックスが選択されている場合、イメージがレンダリングされない問題を修正しました。
- グローバルイルミネーション:プロジェクトに配置されたすべてのオムニライトに対して、グローバルイルミネーションが再度追加されるという問題を修正しました。
- グローバルイルミネーション:スポットライトを編集/選択すると、正しくない太陽の影が表示される問題を修正しました。
- 反射:ネイチャーカテゴリの物や木が落とす影が、特定の場合に平面反射からクリップされなくなりました。
3.4:マテリアル
- テクスチャ:テクスチャ管理を更新し、グレースケールのテクスチャが赤みを帯びたテクスチャとして表示されないようにしました。
- テクスチャ:互換性のないフォーマットのためテクスチャが読み込めない場合でも、Lumionがクラッシュすることはなくなりました。
例外として、Tiff @ 32 bits per channel のイメージでは問題が発生することに注意してください。 - テクスチャ:インデックス化された色(8ビット、256色のイメージ)のテクスチャを読み込むようになり、クラッシュしなくなりました。
- PureGlass:影の差し方が改善されました。
- アニメーションのついたインポートオブジェク:スタンダードマテリアル(またはプリセットマテリアルの 1 つ)が割り当てられたときに、同じサーフェス名を持つすべてのアニメーション要素がマテリアルを更新しないという問題を修正しました。
3.5:保存、ロード、リカバリ
- プロジェクトの読み込み:以前のLumionバージョン(LS10, LS9, LS8)からプロジェクトを読み込む際に、LSファイルに埋め込まれたテクスチャの処理を最適化しました。
- テキストオブジェクトを使用してプロジェクトを保存:保存されたファイルのサムネイルは、[ 最近のプロジェクト ]の読み込み画面では透明にならず、テキストのみが表示されるようになりました。
- プロジェクトの保存:ファイルの保存に失敗しても、最後の保存からの時間がリセットされなくなりました。
- 保存して終了:保存に失敗してもLumionが終了しなくなりました。
- テキストオブジェクトを含むプロジェクトを結合する:プレビューサムネイルは透明ではなくなり、シーンにテキストオブジェクトが含まれている場合にのみテキストが表示されます。
3.6:インポートとエクスポート
- ファイルからモデルを再インポート:再インポートしたモデルのインスタンスのジオメトリが、シーンを再度開くまで消えてしまうという問題を修正しました。
- LiveSyncと編集モード: Livesync カメラの同期が停止した場合、カメラはデフォルトの設定に戻ります。
3.7:その他
- ビデオメモリ管理の改善:LLumionプロジェクトがグラフィックカードの最大VRAMから1GBを超えたときに、非表示のレイヤーや未使用のバリエーションのコンテンツがVRAMからアンロードされるようになりました。
これにより、エディタのパフォーマンスが向上し、レンダリング時間が短縮されます。(表示されるコンテンツがグラフィックカードの最大VRAMを超えていないことが前提です)
- ムービーモード:Enterキーを押さないと[ クリップの再生時間の編集 ]が正しく更新されない問題を修正しました。
- ライブラリのページ:次/前のボタンをクリックしたときのページングを改善しました。
- Lumionがクラウドサーバーに接続できない場合のナレッジベース記事へのリンクを追加しました。
- Lumionインストーラー:インストーラーにWindowsバージョンのチェックを追加しました。 最も低いサポートのWindows 10はバージョン 1809 (OSビルド 17763)です。それ以前のバージョンでは、Lumion 11 を使用することができません。
- サンプルプロジェクト:サンプルとテンプレートのさまざまな調整。
ユーザーインターフェース:
- ライセンスリリース画面で、一部の言語で翻訳されたテキストが切り取られてしまう問題を修正しました。
- クリップの編集画面の [FXトグル] ボタン: ウィンドウのスケーリングや通常とは異なる Lumion ウィンドウのサイズを使用している場合、一部の画面解像度で [FXトグル] ボタンが画面に正しく表示されるようになりました。
- [ 新しいプロジェクトを作成する ]テンプレートの[ Create Design showcase ]または[ 白いランドスケープのプリセット ]を選択すると、[ランドスケープをペイント]インターフェイスが表示されるようになりました。
- スライダーの[ 数値入力 ]をクリックすると、すぐに入力を開始できるようになりました。クリックすると選択状態になるので、すぐに上書きすることができます。
- 複数回適用できるエフェクトは、写真、クリップ、パノラマで複数回使用できる場合、[ エフェクトの選択 ]画面で「すでに使用中」というテキストが表示されなくなりました。
- [ 夜間帯のみ点灯 ]ボタンと[ 影 ]ボタンの高さが同じになりました。
- ベンチマーク:ベンチマークが自動的に実行された後に、ベンチマークの結果画面ではなく、リカバリー画面が表示される問題を修正しました。
その他の修正:
- Lumion.exeファイルのプロパティを更新しました。
- エラーログ:Lumionセッションの開始時に Lumion のバージョンが記録されるようになりました。
- ベンチマーク:NVIDIA Ampere architectureに基づくグラフィックスカード(RTX 30x0シリーズ)がLumionの設定を無視してV-Syncを有効にしてBenchmarkを実行し、低い結果を示す問題を修正しました。
3.8:Lumion Trial版
- [ サンプルプロジェクト ]と[ 新規作成プロジェクト ]のテンプレートに[ リアルスカイ ]が含まれるようになりました。
- Trial版に含まれていない[ リアルスカイ ]は選択できなくなりました。
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